2019年4月6日（土）～6月23日（日）
COCONOアートプレイス　蔵ギャラリー
開館時間／9：00～17：00
観覧料／大人200円、中学生以下無料
※上記観覧料で、 瑛九 や池田満寿夫など「小コレクター運動」により市民が所有した貴重な絵画を展示している、オモヤギャラリーとハナレギャラリーも見ることができます。

大野市在住の七宝作家、山村倫代さんの展覧会を開催します。
100㎝×150㎝を超える大作を中心に13点の平面作品の他、小作品やアクセサリーも展示します。折り重なる色彩の深みや煌めきを堪能していただくと共に、七宝焼きに魅せられた作家の作風の変遷をご覧ください。

山村倫代　Michiyo Yamamura

1975年 福井県大野市に生まれる
2006年 七宝焼きに出逢う
2009年 第60回 福井県美展 初入選
2010年 第31回 大野市美展 奨励賞　受賞
2011年 第62回 福井県美展 入選
2012年 第63回 福井県美展 福井県教育委員会賞 受賞
2013年 第52回 現代工芸美術展 初入選
2013年 第64回 福井県美展 知事賞 受賞
2014年 第7回 現代工芸富山会公募展 富山市長賞受賞　
2014年 第65回 福井県美展 福井県教育委員会賞 受賞
2015年 第54回 現代工芸美術展 入選
2016年 第55回 現代工芸美術展 入選
2017年 第56回 現代工芸美術展 入選
2017年 第68回 福井県美展 知事賞 受賞
2017年 改組新第４回日本美術展覧会 初入選
2018年 福井県美展 無鑑査となる

13年前、初めて七宝焼きに出逢った時の衝撃は、今でも鮮明に覚えている。人生のどん底から這い上がれずにいた苦しい毎日、そんな自身を救ってくれたのが七宝焼きだった。と、彼女は言う。心が震えるくらいの感動を胸に、すぐさま作品の創り手の工房を訪ね、いろんな話を聞いたと言う。そこから彼女と七宝焼きとの日々が始まったのである。

初期の作品は、自身と同じように辛い思いをしている人を救いたいという気持ちから、ハートのモチーフを多く取り入れている。近年は平面作品でありながら立体を表現するという新たな挑戦を試みている。

温度変化や釉薬の掛け具合により、予想しなかった偶然の色が現われる七宝焼き。作品と向き合うことにより、自身と向き合ってきた彼女は、時を経ても色褪せることのない輝きを自身にも課し、創作し続けているのではないだろうか。

企画展に合わせて「ワークショップ」を開催します。

○七宝焼きワークショップ
2019年4月21日（日）時間／10:00～　参加料／2,000 円　定員／8名　講師／山村倫代　お申し込み／COCONOアートプレイス　0779-64-4848