松藤孝一「世界の終わりの始まり」

COCONOアートプレイス今年度第3弾の企画展として、ガラス作家・松藤孝一
(まつふじこういち) 氏の展覧会を開催します。

 JR越前大野駅前、通称「やすらぎ空間」。見上げると、梁にガラス製の赤ちゃんが乗っかっています。武家屋敷旧内山家2階座敷の床の間。ここにもガラスの赤ちゃんが鎮座しています。

 これらの作品は2003年、大野市が行ったアーティスト・イン・レジデンス事業において松藤孝一氏が「水」をテーマに作った作品です。以後、大野の人や自然に魅了された松藤氏は、毎年のように大野を訪れています。

 本展では、松藤氏が近年取り組んでいる都市を表現したウランガラス作品を蔵ギャラリーで、江戸時代から明治時代まで幾度となく大火に襲われた大野の歴史に着目した新作「大野の終わりの始まり」をハナレギャラリーで、展示します。

 16年前、松藤氏が初めて大野を訪れ制作してから時は流れ、進化した松藤氏の作品をぜひご覧ください。

矛盾の始まり(ウランガラス鋳造)

松藤孝一「世界の終わりの始まり」

●期間 2019年10月12日(土)~12月22日(日)

●場所 COCONOアートプレイス 「蔵ギャラリー」「ハナレギャラリー」

●観覧料   大人300円、 中学生以下無料

上記観覧料で、 瑛九 や池田満寿夫など「小コレクター運動」により市民が所有した貴重な絵画を展示している、オモヤギャラリーとハナレギャラリーも見ることができます。