実り風、吹き渡る 若林朋美スクラッチアート展
2021年9月23日(木・祝)~10月3日(日)
COCONOアートプレイス 縁側ギャラリー
観覧料/大人300円 中学生以下無料
上記観覧料で、 瑛九 や池田満寿夫など「小コレクター運動」により市民が所有した貴重な絵画を展示している、オモヤギャラリーとハナレギャラリーも見ることができます。
自然豊かな大野の地に身を置き、毎日違った表情を見せる風景を心に留める。そんな日常から生み出された若林朋美さんの作品は、優しく柔らかくも、芯の通った印象を受けます。記憶の断片から切り取られたのであろう様々なモチーフが、効果を配慮した構図と多彩な色により表現され、それらは見る者に上等の心地よさを与えてくれるのです。
〇プロフィール
若林 朋美(わかばやし・ともみ)
1970年 福井県福井市出身
1992年 筑波大学芸術専門学群(環境デザイン専攻)卒
1992 年 (財)日本色彩研究所入所
-結婚・出産後、福井県大野市上庄地区へ移住-
2012年~ 散文学誌「青磁」表紙・挿絵担当
2016年~ 定道明著小説表紙画担当(「杉道通信」「風を入れる」「外出」「ささ鰈」編集工房ノア発行)
2018年 大野市平成大野屋二階蔵にて個展
2018年 第69回福井県総合美術展「県美展」入賞
2019年 わおん書房「図録カフェ」にて作品展示
2020年 日華化学NICギャラリーにて作品展示
2021年 定道明著「雪先生のプレゼント」(編集工房ノア発行)表紙画
2021年 風の森ギャラリーにて個展「スクラッチアート展」
〇作品制作への思い
おおらかな自然に恵まれた大野暮らしで
日々降り積もる小さな感動。
心の中に蓄積していく美しい感動の層を
削り出していく行為が、私にとってのスクラッチアート。
さらに、昨今の自然の厳しさ、社会生活での抑圧、そんな日常での
思い、願い、祈りが少しでも表現できていたなら本望です。